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ジャンルを問わずネット証券のご紹介

何事もない平時に、「知パーセントの法定準備率」を改正することなどできないのではなかろうか。
このような動きの背後に、創世紀の新国際通貨体制へ向けてのアメリカとヨーロッパの「新しい関係」が動きはじめているような気がしてならない。 私の「仮説的近未来予測法」で、その全体像に迫ってみたい。
「金」が媒介する「ドル」と「ユーロ」の創世紀新通貨体制創世紀の新通貨体制はまぎれもなくアメリカ主導である。 そしてこの通貨に関する新秩序は、アメリカの外交、軍事、エネルギー問題、内政などを包括する「第2次パクスァメリカーナ覇権戦略」の主要な地位を占めるものである。
2000年の第4・四半期からアメリカの景気は急速に冷え込んできている。 大統領選挙の年という特殊性が今回は異常にアメリカ経済に直接間接影響をおよぼした。

民主党から共和党への政権移行もあり、医者が変われば見たてや処方にも違いは出てくる。 経済が減速すればするほど、B大統領の「大減税の意味」がより良く理解されてくるに違いない。
2001年の年初からの落ち込みも逆説的ではあるが、早く、大きい程、新政策への合意の形成はより効率的になるに違いない。 これはまさに「踊り場」であり、民主党の理念から共和党の理念への転換のためには、むしろ必要とすら言えるかもしれない。
この踊り場を通じてアメリカ経済はさらに筋肉質でヘルシーになるに違いない。 そのときあらためてアメリカの「独り勝ち経済」が、再確認されることだろう。
だが、アメリカの潜在的エネルギーはそのレベルでは満足せずに、よりダイナミックな活動へ向けてエネルギーを内に積み上げているのである。 21世紀の新しい通貨改革が、アメリカのこのエネルギーを爆発させるに違いない。
それはすでに説明した「フェーズT」の「17パーセント部分的金本位制」と「フェーズW」の「変動金本位制」である。 アメリカが他国との協調を必要とせずに単独でかつ一方的に国益中心に行動する、との視点で今まで説明してきた。
しかし、現実は必ずしもそんな閉鎖系的なものではない。 特にS首相とR大統領の個人的な信頼関係をもとにしたアメリカとイギリスの「非凡な関係」が、Gルバチョフを間にはさんでもみくちやにして、次第にGルバチョフをペレストロイカ.グラスノスチに誘導したと言えなくもない。
創世紀には、英米関係が大きな座標軸になるような気がしてならない。 冷戦時代に日本はまさしく不沈空母であり、地政学的価値は高かった。
いささか飛躍しているかもしれないが、アメリカにとって創世紀にはイギリスの地政学的価値が一段と高まり、アングロサクソン・ネットワークが要所要所で従来以上に機能してくると思われる。 イギリスと「ユーロ」といえば、日本では、いつイギリスは「ユーロ」に入るのか、否か、といった角度からしかあまり論じられない。
どうして、欧州大陸、イギリス、アメリカを三角形で論じないのだろうか。 アメリカから見れば、「ユーロ」に参加しないイギリスはときに欧州大陸に対してわき腹につきつけたナイフにも使える。

イギリスは欧州大陸とアメリカの関係が緊張したとき、キャスティングボードとして振舞うことも可能だ。 冷戦が崩壊したためにかえって経済的緊張が高まることも十分にある。
経済問題でもとくに国際金融や国際通貨体制問題はパワーゲームの延長戦のようなところがある。 ポリティカルエコノミーそのままの世界と言えるかもしれない。
プロローグでは「通貨としての役割」を否定された「金」を眠れる森の美女にたとえた。 「N・ショック」以後の「金が通貨でなかった2000年間」は、長くもあったし、また短かったとも言える。
眠れる森の美女の魔法を解く王子様は、テキサス経由でたった今、ワシントンへ着いたばかりだ。 外では大パレードの準備が忙しくされている。
このパレードの主役は「眠れる森の美女」で、左右のエスコート役は右手に「ドル」で、左手に「ユーロ」である。 「金」はまもなく主役の座につこうとしているのである。
21世紀の新通貨体制では、アメリカが採用する「17パーセント部分的変動金本位制」は新しいタイプで、「免換紙幣」と「金貨」と「不免換紙幣」が並行流通する金本位制である。 「金」を介してこの「アメリカの通貨システム」が、「ヨーロッパの通貨システム」と有機的つながりを持つようになるのである。
「フェーズ型「  %法定金準備率を採用する」ヨーロッパでは1999年1月1日より単一通貨「ユーロ」をスタートさせ、まる2年を経過した。 「ユーロ」は対ドル、対円で売られて発足時に比べて約3割の下落をみせた。
「ユーロ安」は必ずしも悪いばかりではない。 スペインやポルトガルなどのような輸出に依存する国々にとっては、とても嬉しい追い風であった。
2000年9月のG7の協調介入が大きな契機となって、「ユーロ」は大きく戻している。 「1ユーロ=1ドル」も視野に、との期待感を強めているが、一時的に戻しても、安定性や持続性に欠ければユーロヘの信認」とは結びつかない。
当局にとって最も頭の痛いことは、2002年1月1日以降ユーロランドの人々の信頼を勝ちえられるかである。 ドイツでは1月1日零時からマルクから「ユーロ」に切り替る。

その他の国でも1?2ヶ月で切り替わりマルク、フラン、リラ、ギルダーなどの各国通貨は消えていく。 「ユーロ」紙幣への全面切り替えがすでに1年を切っているのにいまだに各国国民へ浸透度は低い。
ドイツの民間調査によれば「国民の17パーセントがマルクを手放したくない」と答えたという。 欧州中央銀行(ECB)は域内各国で新通貨「ユーロ」切り替えの宣伝作戦を繰り広げ、秋からは各金融機関へ流通準備のための「ユーロ」通貨のサンプルを配布することが決定された。
どうして「ユーロ」はこんなに不人気なのだろうか。 それはデザインが抽象的でなじみにくいばかりではないはずである。
本質的な欠陥が「ユーロ」にあるのではないか。 ヨーロッパというのは国境線が何度も書きかえられ、今まで使われていた紙幣が価値をもたなくなったということを、ヨーロッパの人たちは体で知っている。
ドイツ人がドイツ・マルクを信頼しているのは、ドイツの経済が担保になっているからだ。 この伝でいえば、「ユーロ」は参加国の経済をたして平均化した経済が担保になっているということになる。
しかし、普通の国民にはこれは見えにくい。 強い国の経済と弱い国の経済が相殺し合うかもしれない。
改めて「ユーロ」の裏付けは何かというと、「マーストリヒトという単なる条約が担保になった貨幣」ということになる。 「理念的に条約を担保に人工的に作った貨幣」なのである。

ドイツ人は、自国の経済がしっかりしている、だからマルクは安心だと言って財布に入れていたのだ。 そのドイツ人にマーストリヒト条約を担保にした紙幣を、抵抗なく財布に入れさせられるかどうかが大問題である。
解決策はあるのか。 解決策はあるのだ。
それは「ユーロ」に「金」の裏付けをすだろうと思う。 さすがドイツである。
2001年1月20日より、「1マルク記念金貨」の鋳造を開始した。

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